ふるさと納税も自動車税もクレカで払えるから、ポイント集めがとんでもないことに!

前回の記事でお財布を軽くするためにも、また結果的にクレジットカードで付与されるポイントやマイレージを集中させるためにも、マスターとなるクレカを一枚、自分の生活の基盤をもとに考えて選びましょう、というお話をしました。個人的に、カードの集約とかキャッシュを持ち歩かない生活をしようとして、abrAsus さんの薄い財布小さい小銭入れ+薄いマネークリップを使うことで、物理的にクレカやATMカードを最大5枚までにする、という縛りを入れることで現実に自分を合わせるように実現するので、思う以上に取捨選択は難しいかもしれません。

とはいえ、その結果選ばれたクレカです。たくさんこき使いましょう(笑)

でも、普段のショッピングだけでなく、知らないうちに支払いが完了している、というような定期的でそこそこまとまった額を自動引き落としで対応していくことになります。これから、そのような「定期的でそこそこまとまった額を自動引き落としで対応」するサービス等を説明しようと思います。

光熱費の支払いもカード、基本です

既に、電気料金もガス料金も水道料金も、クレジットカードでの支払いに対応しています。各種会社のホームページに行くとオンラインで申し込めたり、申し込み用紙を発送する依頼を行えたりと、各社対応はまちまちですが、最終的にカード支払いが可能なのは一緒です。月々10,000円前後の支払いですから、カードで払っておけばポイントがさらにたまる、って思いますよね。

光熱費(に実は限らない話ですが。。。)の支払いの時の注意点

クレジットカードでの定期的な支払いの際に一番気をつけないといけないのが、登録したクレジットカードの有効期限。自動で毎月請求されるので見落としがちなのですが、有効期限の更新をし忘れると当然支払いを滞納したことになります。各社が信用情報機関に滞納情報を回すとはあまり思えないものの、忘れた時に電気や水道が止められていた。。。というのは悲しすぎますよね。ですので、新しいカードが届いたら光熱費の支払いの情報の更新をお忘れなく。これは、このオンラインでクレジットカードを事前登録する Amazon やクラウドストレージのような定期支払いを求められるものにも当てはまりますよ。

スマホの月々の支払いだってクレカは当然!

というより、ドコモさんだと d-cardのように、携帯電話会社の子会社のカード会社のカードを発行して支払いに当てませんか、と機種変更するときに必ず言われますよね。月々の支払い額ももしかしたら光熱費の合計より大きいかもしれないスマホの利用料金。これもポイントをもらうべくクレジットカード払いにしたほうがメリットは大です。店頭で携帯電話会社の系列カード会社以外のクレジットカードの登録も受け付けてくれますが、いろいろいうのは面倒ですよね。最近はオンラインで支払いカードも変更できますので、対面であれこれ言われる煩わしさはだいぶ減りましたね。

生命保険や損害保険の支払いもクレカでオッケー

生損保の保険料って毎月の支払いがバカにならない額ですよね。多分真面目に入っている人ならばスマホの支払いよりももっと大きいはず。って、保険料を圧縮すべく乗り換えを進めるサービスも増えていますし、FP的にはそういう見直しのお手伝いもするところですが、そこでちょっと耳打ち。

乗り換えの際にクレジットカード払いに切り替えてしまうのも一つの手です。

生損保さんも自前のカード発行会社を持っているケースや系列のカード会社があると売り込みに来ますが、そこは自分のキーとなるカードを頑張って押し込みましょう(笑)

自動車関連の税金や不動産の固定資産税、地方税までクレカで払える、今はとても便利な時代!

今や、個人が納めなければいけない税金の一部、例えば保有している自動車やバイクに関連した税金や、不動産の固定資産税・都市計画税、地方住民税でも企業に勤めていない人や複数の会社から給与を支払ってもらっている場合に自分で納税する普通納税を引き続き行っている人にとっては、額もそこそこ大きくなってきていることでしょうから、クレジットカード払いにしてポイントをさらに積みますチャンスです。

ただし、今まで列挙した税金以外の支払いと比べて、税金の支払いの際には手数料負担を支払う私たちが行うこと、とされています。金額的には上限でも3-400円程度ではあるのですが、この手数料の負担というのが気になる人も多いと思います。

ふるさと納税もクレカ払い対応なポータルがあちこちに!

時々賛否両論が起こるふるさと納税ですが、これもクレジットカード支払いが可能な市区町村や、それを代行するポータルサイトがいくつも出来ていることから、そこを経由して納税することが可能になっています。

今さらですが、ふるさと納税ってなに?という方に簡単に言えば、例えば生まれ育った土地から離れて生活する人が、そのふるさとの地方自治体の都市整備(や、最近であれば災害復興)などの目的とした寄付行為を行うと、その一部(ざっくり言えば、あなたが一年間行ったふるさと納税した総額のうち、2,000円を除いた額、ですが、正確にはあなたの年収等に基づく所得税や地方住民税の額によりこの 2,000円という額がかわります。)があなたの納めた所得税や地方住民税の税控除の対象となることで、あなたには減税効果がおきることで、事実上、あなたが「ふるさと」に納税したかのような経済効果がうまれるので「ふるさと納税」と呼ばれているのです。

で、ここでミソなのが2つ。

  • 「ふるさと」はあなたが生まれ育ったところである必要がない、ということ。ですので、災害支援のためにふるさと納税を使うことや、過去に旅行した旅先で気にいった土地があるので応援するためにふるさと納税をする、ということに使うことが可能なのです。
  • 地方自治体も直接自分たちで采配の聞く資金プールが出来ることから、先が自由な「ふるさと納税」を誘致すべく、魅力的な土地の産物を「お礼」として「ふるさと納税」する人に渡しますよ、とアピールしています。

なので、ポータルを覗くと、こんな「お礼」がもらえるのでわが町に「ふるさと納税」をしませんか、とひしめき合っているのです。

管理人も東北での震災の年から復興支援目的でふるさと納税をはじめましたが、当時はクレジットカードでの支払い方法はなく、

  1. ウェブサイトのふるさと納税ページからWord 版のふるさと納税申込書をダウンロードして必要事項をタイプしてメールで先方の担当課に送る。
  2. ふるさと納税申込書の受領確認とともに銀行送金のための口座情報が送られてくるのでオンラインバンキングを使って送金手続きをしつつ、先方の担当課に送金したことを伝える。
  3. 先方で送金の受領確認を受けて寄付証明書を送付してくる。
  4. 別途「お礼」の品が送られてくる(もしあれば)。

というやってみればそんなに手間ではないものの、とはいえ、あれこれ数往復のやりとりをせねばならないのですが、今ではポータル経由であれば

  1. ポータルにアカウントを作って自分の住所氏名などの情報を入力する。
  2. ポータルにある各地方自治体の納税申し込みページに行って、納税額を入力する。その他の自分の住所氏名などはアカウント情報から自動的にフィードされる。自治体によってはここでお礼の品を選択(千葉県鴨川市がそうでした)。内容を確認してクリックしたら納税申し込みは完了。
  3. 次のページでクレジットカードの情報を入力(もしくは事前に登録したカード情報が正しいか確認)して、クリックしたら納税完了。
  4. もし、1でお礼の品の選択ができない場合(例えば宮城県東松山市がそうだったのですが)、メールでお礼の品を選ぶ別のポータルに移動して商品を選択して確定する。
  5. と、納税した翌月に寄付証明書が、「お礼」の品は早ければ納税完了した数日後に届き始めます。

と、メールのやり取りもなければいちいち自治体ごとに個別の申し込み書の内容をタイプする必要もなくなる、という便利な世の中になってます。

最近では、「お礼」の内容に注目が集まっていて、地元の特産品に限らずLCC の航空券や、全国で使える商品券、ふるなびグルメポイントのような高級料理店での食事を出来るポイントや、Tポイントなど、これがお礼?というものまで出てきていますが、ここで最近ちょっと注目を浴びているのが、楽天市場でのふるさと納税。例えばこれ。


【ふるさと納税】松浦産マーコットオレンジ・むらさきいもを使用したチーズタルト紫イモタルトセット

このページを普通にみると普通においしそうなタルトをちょっと高めに注文するようにすら見えますし、画面の右上をみると。。。ちょうど書いているこの瞬間に楽天スーパーセールが行われていることもあって、ポイントが13倍以上付与されるというのです。

100円ごとの内訳として通常の1ポイントに、楽天カードを使うことで付与されるのが3ポイント、そこにショップ(!)ボーナスポイントとして9ポイントが付与されるそうなのです。 しかも、これがプレミアムカードを使うと更に1ポイント、楽天のスマホアプリから注文すると1ポイント、そしてそして楽天モバイルに一緒に入ると1ポイント付与されるそうなので全部合わせると16倍!?

このタルトは5,000円ですから付与されるポイントは 800円相当 (= 5,000 / 100 x 16)ですが、この長崎県松浦市のお礼にはこんな

がありますが、こちらは 30,000円のふるさと納税でもらえます。それと同時に 30,000 / 100 x 16 = 4,800円相当の楽天ポイントがもらえる、って。。。上述の減税額の計算から、ふるさと納税で私たちが負担する額は 2,000円、ですので、その 2,000円の元が30,000円のふるさと納税で余裕をもって取れてしまうことになるのです。

いや、楽天市場、恐ろしや。。。

まとめ

最後は話がだいぶ脱線しましたが、とはいえ、今や高額の買い物だけでなく、光熱費や納税などといったやや高額なものを含めた日常のかなりの支払いという支払いにクレジットカードが使えるようになってきたので、何か重点的に集めたいポイントやマイルに絞るようにクレジットカードを決めて持ち歩き、またことあるごとに使うようにすることでポイントやマイルが知らないうちに積みあがっていく、かもしれません。

ある意味まめな人が得をする、というところなのでしょうか。頑張りましょうねー

楽天カードの攻略法 – カード利用で楽天スーパーポイントがつく、このお得感が際立つのはやはり楽天市場でのショッピングの時!

この数年、テレビコマーシャルで一際インパクトの強い楽天カードさんの攻略法を見ていきます。

楽天カードさんとは?

楽天カードさんとは、日本最大級のオンラインショップ楽天市場を擁する楽天グループ傘下にあるクレジットカード会社さんです。もともとはオリックスとあおぞら銀行の合弁会社として設立されたあおぞらカードとしてカードローン会社としてスタートしたのですが、2004年に楽天グループの傘下に入った後にグループ内の事業再編をいろいろ経た今、カード会員数が1200万人と大手カード会社の一つに数えられるほどに成長した会社さんです。

どんなカードを発行しているの?

カードの一覧をご覧いただくカードの一覧をご覧いただくとわかるのですが、自社ブランドのカードをメインとして、自社ブランドカードの最高峰である楽天プレミアムカードや、学生さん向けのカード、ANA との提携カード、楽天グループの銀行である楽天銀行さんのキャッシュカードとの一体型カード、そして、楽天グループがサポートしているヴィッセル神戸オフィシャルサポーターズカード V-Style などがあります。

カードのメリットは?

楽天カードさんの一番の強みはポイント制度でしょう。もともと楽天市場で会員登録をして買い物をすると、それだけで100円ごとに1ポイントの楽天スーパーポイントが付与され、この1ポイントは1円換算で次の買い物で使えます。そのポイントをカードの利用ごとに100円につき1ポイント付与する仕組みを取っていますので、普通に Visaやマスターカード、JCB の加盟店さんでお買い物をしても、楽天スーパーポイントが付与されます。

しかし、楽天市場で利用した場合にはもともとの100円ごとの1ポイントとクレジットカード利用の100円ごとの1ポイントの2倍状態に上乗せして、カード利用特典ポイントとして100円ごとに2ポイント付与するという、結果として100円ごとに4ポイントつく大盤振る舞いをしてくれます。この時点で単純に年会費などを考慮せずに還元率が 4%と、ポイント制度として異例の高還元率を誇るカードと言えます。

この他に、最近見かけるようになった街の中のポイント加盟店(ガソリンスタンドや、エステ、紳士服など)でカード利用すると最大で 3倍、ということは 100円ごとに3ポイントが最大付与される、ということです。還元率が 3%ですか、凄すぎます。

なお、年会費なのですが、楽天プレミアムカードは年会費が 10,000円に消費税(家族カードについては一枚ごとに5,000円に消費税)かかりますが、それ以外のカードは下記のANA との提携カード(下記参照のこと)とビジネス用のカード(楽天プレミアムカードに加入後に申し込む必要があり、年会費も 2,000円に消費税が別途かかります)以外はどれも永年無料という太っ腹!ですので、還元率の計算は単純に

4%とか3%とかで

考えても十分でしょう。

この他に電子マネーである楽天Edy が搭載されているのでトップアップすればそれでコンビニなどの小額の買い物もできる上に200円のEdy の利用ごとに1ポイントが付与されます。とことん、ポイントに還元してくれますね。

マイレージでどこまでお得感が出る?

さて、楽天プレミアム・カードで計算したらすごいことになったので、こちらの一般カードで最大4%の還元率をマイレージサービスに当てようとするとどうなるか見てみたいと思います。

国内旅行の場合

国内旅行の目標は12,000マイルでした。楽天ポイントは 2ポイントでANA 1マイルと交換できましたので、12,000マイルの為には 24,000ポイントが必要、でしたね。これが4%の還元率を誇る楽天カードだと幾ら楽天市場で買い物をすればよいかと言うと。。。

24,000 / 4 x 100 = 600,000 円

ですね。これに、いつものマイル換算時の還元率の公式を当てはめると。。。

48,580 / 600,000 x 100 = 8.10%

って、ちょっと通常の還元率を考えてみるとよすぎじゃないか?と思うものの、楽天市場で24,000円の価値がマイルに置き換えたら 48,580円になるのですから、お得感が当然に高まりますよね。8%という数字は楽天市場で買い物をしまくったら、という前提ですが、悪くはないのでしょうね。

海外旅行の場合

同じようにいきましょう。60,000マイルが必要ですので120,000ポイントが必要でしたが、楽天カードを使って楽天市場で買い物をいくらすればよいかと言うと。。。

120,000 / 4 X 100 = 3,000,000円

ですね。同じく海外旅行の公式に当てはめると。。。

443,120 / 3,000,000 x 100 = 14.77%

現実に年間で300万円を楽天市場で買い物をするかどうか、は、さておいたとしても、その前提でここまで高い還元率になるとは充分驚きです。

楽天カードに死角はないの?

ANAとの提携カードはありますが、ポイント制度の異様なまでの高還元率を見るとどうしても見劣りするのは否めません。ポイントとマイルの選択が可能なものの、マイルコースですと、200円ごとに1マイルの付与、ということですので、国内旅行の12,000マイルを目指すには普通に買い物をするならば240万円の利用が必要となるので、年会費を考慮に入れないと

48,580 / 2,400,000 x 100 = 2.02%

と、単純にポイントより還元率が悪く見えてしまいます。とはいうものの、世の中のマイレージカードも、(ゴールドやプラチナではない)一般カードではカード利用 200円ごとに1マイルになってきているため、同種のカードと比べれば遜色もないですし、実は年会費も初年度無料、2年目以降も前年度に一回でもカードを利用したら無料、仮に利用しなかったとしても、年額 500円に消費税を乗せたもの、ですのでそれでも十分かもしれません。
そう考えると、相対的な議論になりますが、楽天市場以外での買い物の時にはどうしても普通なカード、と言わざるを得ないかもしれません。

まとめ

改めて調べて感じたのは、楽天カードは楽天市場での買い物専用にしてひたすらポイント還元を狙っていくことで 4%の還元率を享受するのが一番のようです。当然、楽天市場以外での買い物ですら 1%の還元率がありますが、その還元されたポイントは楽天市場で使って初めて1%なり4%なりの還元率を享受できますが、楽天Point Club を見ている限り、このポイントは楽天市場以外での利用は ANA へのマイレージへの交換ではあるものの、上述のような 200円で1マイルと同じ交換率ですので、海外旅行への交換の時にやっとポイントの還元率と肩を並べられる、という感じです。ですが、そのために楽天市場以外で1,200万円の買い物をするかというと、ちょっと現実的ではないですよね。ですので、楽天市場のヘビーユーザーなあなたならば、これはオススメです。


クレジットカード比較用指標

  • ポイント還元率: 通常 1% (楽天市場での利用ので最大 4%)
  • マイレージ還元率:国内旅行: 通常 2.02%  (楽天市場での利用ので最大 8.10%)
  • マイレージ還元率:海外旅行 : 通常 443,120 / 12,000,000 x 100 = 3.69%  (楽天市場での利用ので最大 14.77%)
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