プロパーカードと提携カード: クレジットカードの種類を分けて基本的な攻略法を押さえると

プロパーカードと提携カード どっちを選ぶべきなのか。。。
プロパーカードと提携カード どっちを選ぶべきなのか。。。
プロパーカードと提携カード
どっちを選ぶべきなのか。。。

クレジットカードの関係者をまとめたところで、もう一つクリアーにしておいた方がよいことがありました。それは、提携先の発行する、いわゆる「提携カード」が世の中にたくさんある中で、そうではない、いわゆる「プロパーカード」と呼ばれるクレジットカードが存在する、ということです。

同じクレジットカードなのに、なぜこんな違いがあるのでしょう。

この二つのカードの性質を押さえないと、実は攻略方法の方向性が全く違う方向に進んでしまいますので、ここではその二つの性質の違いを確認し、大まかではあるものの、攻略法の違いについても押さえておきたいと思います。

プロパーカードとは?

プロパーカードとは、「広義でいうならば」クレジットカード会社、もし関係者の説明で使った言葉を使うならばイシュアーがその名義で発行するカード、を指します。ですので、例えば三井住友カードさんはイシュアーですが、その発行する三井住友VISAクラシックカード三井住友VISAゴールドカードがプロパーカードと分類されるカードになります。また、楽天カードさんもその意味ではプロパーカードに入ることになります。

ただ、クレジットカードの世界で狭義の「プロパーカード」に該当するものは、実はかなり幅が狭められます。それは

ブランド・ホルダーの発行するクレジットカード

なのです。関係者の説明のところでも書いたのですが、ブランド・ホルダーとは、Visa、MasterCard、Diners、American Express そして JCB の5社だけでしたが、実際にクレジットカードを発行しているのは後ろの3社である Diners 、 American Express そして JCB ですので、これらの発行する自社ブランドのカードが狭義の意味での「プロパーカード」、ということになります。

提携カードとは?

狭義の「プロパーカード」に対して、提携カードの定義はものすごく広くて「プロパーカード以外」になります。ですので、Visa や MasterCard のロゴが入ったカードは、どこが発行しても提携カードになります。確かにブランド供給してもらって発行していますから提携している、ということにはなりますよね。

でも、これではちょっと幅が広すぎますので、「広義の」プロパーカードに対して、の提携カードの話が一般的ですのでそれを見てみましょう。この場合、イシュアーさんと提携してクレジットカードの発行や入会・審査、入金などの面倒を見てもらうことで自社のブランドのクレジットカードを発行していく形のクレジットカードを提携カードと言います。例えば、リクルート・カードさんは、自社グループのサービス提供とそのポイントシステムを持っていてそのクレジットカードを発行していますが、実際のイシュアーさんは実は三菱UFJ ニコスカードさんとJCB さんですので、これは提携カードだということが分かります。

プロパーカードと提携カードのクレジットカードとしての違いとは?

 クレジットカードなんて どれも一緒に見えるけど。。。

クレジットカードなんて
どれも一緒に見えるけど。。。

二つのカードの種類の違いが、ある意味「誰が」「どのブランド」で発行したか、という違いでしかない、と纏めることが出来そうですが、では、クレジットカードとしてこの二つに違いがあるのか、という疑問が出てきます。

実際のところ、加盟店さんでクレジットカードを提示したり、オンラインショッピングの時にクレジットカード番号を入力して買い物をする、という本来の目的を果たす、と言う意味では、この二つに違いは全くありません。ある意味、クレジットカードの本来の機能はプロパーカードが軸となって、その他の付加的サービスや機能として提携先からの様々なサービスが付加されているのが提携カード、と整理されるとわかりやすいかもしれません。
例えば、プロパーカードであれば、クレジットカードの本来の機能の拡充、と言う意味で、基本となる一般カードに対して、利用枠を増やした「ゴールドカード」の発行、さらには世の中で言われる「ブラック・カード」と呼ばれるカードの発行を通じてのステータスの提供、高額利用のための利便性を図るための専用のトラベルデスクや旅行保険の拡充といった、クレジットカードの利用を通じての生活の豊かさをサポートすることに力を入れています。(実は、こうやって高額利用しがちな旅行やエンターテインメントが充実しているカードを Travel and Entertainment card – T&E というカテゴリーでまとめることもあるのです。)
それに対して、提携カードは、会員特典となる買い物ごとのポイントシステムの拡充や、会員ランクのようなシステムの導入、不定期・定期問わず特別セールなどの告知、といったより提携先での買い物の促進を重視する方向にあるのです。
これらを踏まえると、この二つのカードの方向性を考えた下記のそれぞれの攻略法を検討し、実際に実行することになります。

プロパーカードの攻略法とは?

プロパーカードの真骨頂は「ステータス」。いわば、「ゴールドカード」や「ブラックカード」を如何にして手に入れ、その付帯サービスをエンジョイするか、が目指すところになります。

なぜか。それはプロパーカードの最大のボトルネックである高額の「年会費」の存在があるのです。一般カードでも、年額 2,000円程度、ゴールドカードで 10,000 – 15,000円、ものによっては3万円近くします。

狭義のプロパーカードの世界に絞って話をしましょう。
アメリカンエキスプレスの場合、ブラックカードの手前のアメリカンエキスプレスのプラチナム・カードで 13万円、ブラックカードと言われるセンチュリオンカードは 35万円の年会費が掛ります。
ダイナースでも、そもそもダイナースカード自体がゴールドカード扱いとされていて、22,000円、ブラックカード相当のプレミアムカードも年会費が 10万円(発行がシティバンクから三井住友信託傘下の三井住友トラストクラブに代わったことから 5万円に下がったと言われています)です。
JCB さんですと、ゴールドカードで1万円、その上の招待制カードで、年間100万円以上ゴールドカードで買い物をした人だけが招待される「ザ・プレミア」で15,000円、そして最上級の「ザ・クラス」が5万円、ということです(以上、金額については消費税別)。

当然、このようなカードになれば、一般カードでは200円に1ポイント、というものも100円に1ポイント、と優遇レートの適用はされたり、カードの年度更新ごとにボーナスポイントの付与、というのもあるのですが、それらがポイント還元率やマイレージの還元率をどれだけ手助けするか簡単には計算できないほどの高額な年会費がある、とは言わざるを得ないでしょう。

と言いつつも、その付帯サービスはポイントの還元以上に力が入っているのが海外や国内の旅行のための、十分な保障内容の旅行保険への自動加入や、高級ホテル無料宿泊券、国際的なホテルチェーンに年間数十泊以上しないと手に入らない上級会員への招待、予約が困難な高級レストランでのテーブルの予約や提携先レストランでの食事の際の一人分無料サービスなどなど、その付帯サービスが不必要なまでに充実しているのは間違いありません。

従って、この年会費を払って得られる付加価値に満足できるか、というのはその人の付加価値の利用頻度であったり、費用対効果への満足度であったり、と還元率のような計算では測れない部分にもなります。実際、管理人も毎年このステータスシンボルとその費用対効果を考えて、ランクを下げようか、それとも上げてメリットを増やして使い尽くすべく招待の交渉するか、考えています(笑)

提携カードの攻略法とは?

提携カードの一番のメリットは、提携先でのお買い物の時に発揮されます。とすると、そのカードをもって使い込むかどうかは、そのお店にどれだけ通うか、ということになります。その時、プロパーカードとの大きな違いとしては、航空会社のマイレージサービスなど一部を除けば大抵の提携カードは年会費無料、ですので、あとは如何に還元率の高いカードをもって使い込めるか、そのためにそのお店を生活に組み込めるか、が勝負になってきます。
そこで、生活に密着したお店というのが選ばれやすくなります。
例えば、鉄道。自分の生活圏にあるJR系や私鉄などが選びやすいですし、還元しやすいでしょう。
例えば、携帯電話。毎月の携帯電話やスマホの利用料金も生活費の中では思った以上に高額ですのでこれをポイント還元する、電話料金の支払いの一部に充てることというのもメリットになるでしょう。
例えば、ポイントサービス。楽天ポイントやTポイント、nanacoといった、コンビニやネット通販などの生活に組み込まれたポイントシステムも還元しやすさがメリットになっていくでしょう。

まとめ

さて、実はクレジットカードを選んで使うのに、大きく二つの分かれ道があることを提示させていただきました。あなたは実利をどこまで追求しますか?それともステータスや豊かさをサポートすることに充実感を得たいと思いますか?
そこを今一度見直したうえであなたにあった攻略法を一緒に考えていきましょう!

ブランド・ホルダー、イシュアー、アクワイアラー : クレジットカードのインフラを役割で再分類すると

様々な役割の手があがるので クレジットカードが安心して使えます。

クレジットカードの攻略法を書き始めて、ふと一つ混乱を招くかも、と思ったことがありました。

今まで、簡単に「クレジットカード会社」がカードを発行し、なんて書いてきていましたけれども、実際に私たちがクレジットカードを持つときは大抵、お気に入りのお店でクレジットカードを発行しませんか、と言ってクレジットカードの申込書を手渡され、その申込書の中では  Visa とか Master とか選ばされます。しかもその申込書は手渡されたお店に渡すのではなく別の会社に送り、手元に届くカードの上にはお気に入りのお店のブランドが色鮮やかに踊っている横にVisa とかMaster と言ったロゴの入っていて、でも裏側には申込書を送った会社の電話番号が印刷されているので、このカードにトラブルが起きたときには一体誰にどう相談していいのやら。。。

あなたのクレジットカードを支える関係者とは

様々な役割の手があがるので クレジットカードが安心して使えます。
様々な役割の手があがるので
クレジットカードが安心して使えます。

そこで、クレジットカードに関係する様々な関係者について、少し正式名称チックな表現も交えながら整理していきたいと思います。その役割は追ってご説明するとして、役割としては、あなたに一番近い順に「加盟店」、「提携先」、「イシュアー」、「アクワイアラー」、そして「ブランド・ホルダー」と、5つが(あとはあなたの引き落とし口座のある銀行、もですね)が関係しあっていいます。

 

加盟店:あなたがクレジットカードで買い物をする先

当たり前のことを行って威張るな、と言われそうですが、買い物をするときにそのお店がクレジットカードの仕組みの中の加盟店でなかったら、クレジットカードでお買い物がそもそも出来ません。よくお店にクレジットカードの端末がレジの横などにあると思いますが、あれはどのお店にも置いてあるわけではないのです。(著者の浅草のお土産屋にも端末はありません。)小額の買い物に対して3%などの手数料が取られると商売にならない、とおもう人も未だ少なくないですし、やはり商売は現金ベースだ、という昔からの卸売の人とのお付き合いを大事にする人だっていらっしゃいます。
そんな中、後述のアクワイアラーとクレジットカードの決済端末を置いて、手数料を払ってでもクレジットカードでの販売による機会を逃したくない、という判断をしたお店にある、そう思うと、クレジットカードでありがたく買わせてもらう、と感謝しないといけないかもしれませんね。

提携先:あなたのお気に入りのお店がクレジットカードを発行するわけではなく。。。

あなたがクレジットカードを選ぶ時に、重要視することの一つに、お気に入りのお店のクレジットカードであるかどうか、というのが多分気になると思います。その直感的な理由として、そのお店が好きであることと同時に、そのお店のポイントカード機能を兼ね備えている、とか、その延長でそのカードで決済したらポイントが通常より多くもらえる、シークレットバーゲンに招待される、などなどの特典が期待出来る、というところかと思います。

マイレージもクレジットカードの世界では 提携先の一つ、なのです。
マイレージもクレジットカードの世界では
提携先の一つ、なのです。

反対に、そんなお店がお店のブランドのついたクレジットカードを発行するのは確かにリピーターを増やしたい、というポイントカード本来の目的の延長、ということが元々の発想にありますが、その先にはそのクレジットカードを使っていつ、どこのお店で、誰が、どんな買い物をして、何が売れるのか、ということを今後のマーケティングにも使いたいし、そのカードを持ってくれる人のブランドイメージやロイヤリティーを向上させたいし、などなど、いろいろと思惑があるのは当然、知ってますよね?
でも、そんな目的のために、後ほどイシュアーのところでご説明するような、クレジットカードを発行し(そのためにそれぞれの申し込みの信用枠の審査をし)、それぞれのカード会員の(自分のお店以外の利用分も含めて)建て替えをし、回収し、回収できなかったら。。。。といった一連のことをするのは、よほどクレジットカード事業にコミットしないと出来ないお話です。ですので、ほとんどの場合には、下記のイシュアーさんと提携して自社ブランドのカードを発行してもらうことになります。
ですので、もしカードの利用や返済のことで問題がある場合にはお店ではなくて発行したイシュアーと話をすることになります。

よく目にしたり耳にする例を挙げるとするならば、ANA や JAL といった航空会社や、Hilton などのホテルチェーン、JR東日本や東京メトロのような鉄道会社、三井ショッピングモール/アウトレットや三越/伊勢丹、大丸/松坂屋のような物販系、はたまた、野球チームやサッカーチームのサポーター専用カードのようなケースや、トヨタ自動車やBMWなどの車のオーナークラブのカードのようなもの、などなど、思っている以上にたくさんの提携先があることがわかります。

イシュアー:クレジットカードをあなたに発行する、あなたに一番近い人

前述の提携先で、ほとんど説明してしまいましたが、イシュアーと呼ばれる役割が、イシュアー自身のブランドのクレジットカードや提携先のブランドで発行するクレジットカードの

  • カード発行の申し込みを受け付け
  • 申し込みに対して信用情報機関などの情報をもとに信用枠の審査をして、問題がなければ
  • 申し込みに対してクレジットカードを発行し、
  • 発行したカードが利用されれば、その代金の建て替えを後述のアクワイアラーを経由して(手数料を差し引いた形で)利用のあった加盟店に支払い
  • 利用に合わせて、また発行したカードのポリシーに従って会員特典であるポイントやマイレージの付与とその管理を行い、
  • 建て替えた代金を利用したカード会員から自動引き落としなどで回収し、
  • もし回収できなければ法令等に従って債権回収したり、その情報を信用情報機関などと共有したり

と、クレジットカードの発行、管理、建て替え、回収といったカード会員管理が主だった仕事になります。

よく見聞きする例で言うならば、アメリカン・エクスプレスさんであったり、三井住友カードさんであったり、JCBさんであったり、楽天カードさんであったりします。

ブランド・ホルダー:あなたのクレジットカードが世界中で使えるインフラを整備する人

クレジットカードの大きな特徴として、今ならば大抵のカードの場合、海外でも利用可能ですが、後で説明するべき話ですが、日本ではイシュアーとアクワイアラーが兼任しているケースがほとんどですので海外の加盟店、というのが海外展開しているJCBを除けばほぼないことになります。ではどうやって立替払いなどが機能するのでしょう。
そこで初めてその実力が発揮されるのが、ブランド・ホルダーと呼ばれる世界的な決済システムを構築し、また、そのブランドでのルールなどを構築するといった世界的なクレジットカードビジネスのインフラを支えるのが、ブランド・ホルダーと呼ばれる企業です。

よく見聞きする Visa や MasterCard、アメリカン・エクスプレス、ダイナース・カード、そして JCB の5社が海外でも通用する国際ブランドとも呼ばれ、それが構築し、相互乗り入れするインフラを提供しているのです。

この中で、一番規模が大きいのが、Visa とマスターカードです。ですが、この二つは、他の三社と異なりイシュアーにならず、ブランドとインフラの提供に徹しています。そこはもともとがクレジットカードやデビットカードの決済に特化するところから始まったから、とも言われています。

他方で、アメリカン・エクスプレスは旅行業から端を発し、またダイナース・カードはレストランでのツケ払いをクレジットカードにした会社であり、そして JCBも1961年の設立と同時にクレジットカードを発行している会社ですので、国際ブランドでありながらイシュアーでもあるのです。

アクワイアラー:あなたがクレジットカードを使う、そのお店を支える縁の下の力持ち

縁の下の力持ち
縁の下の力持ち

そして、最後に実はクレジットカードの利用認証や決済のキーとなる役割がこのアクワイアラーです。
前述の通り、イシュアーのようにクレジットカードの保有者に向いている仕事というよりは、加盟店の募集、契約、利用端末の設置に始まり、利用時のイシュアーとの利用承認の管理や加盟店への立替払いの支払い、といった、加盟店のインフラを主に支えているのがこのアクワイアラーの仕事になります。
かなり地味な仕事ではあるのですが、日本ではイシュアーがアクワイアラーの仕事も行っているケースが多く、逆に日本においてはここだけでやっている会社さんはみずほ銀行さんとクレディセゾンさんが大株主になっているユーシーカード株式会社だけ、のようです(現在、UCカードはクレディセゾンさんが発行しているとのこと)。

 

なお、Square とか楽天スマートペイのようなスマートフォンにガジェットを繋げるだけでクレジットカード決済が出来る仕組みを提供する会社も加盟店を増やすという意味でアクワイアラーとして認知されるのか、と思ったのですが、Square には三井住友カードさんが、楽天スマートペイには楽天カードさんがそれぞれアクワイアラーとして付いているそうなのです。

まとめ

こうしてみると、いろいろや役割があってクレジットカードが使えるんだ、ということがわかっていただけたかと思いますし、その役割の特性を理解することで、それぞれ発行されるクレジットカードや決済系の特色が理解しやすくなり、結果として攻略法につながっていきますので、ちょっとややこしいかもしれませんがいったん頭に入れると後々便利ですので頑張りましょうね!

クレジットカードを使う一番の悩み、マイレージかポイントか

服選びに必要なのは感性。ではクレカ選びで必要なのは?
服選びに必要なのは感性。ではクレカ選びで必要なのは?
服選びに必要なのは感性。ではクレカ選びで必要なのは?

前回の記事で、使えば使うほど(※ちゃんと期限通りに払った場合に限る)クレジットカード会社さんとの関係が良好になるのでメリットが増えていく、という話をしましたが、実際に使えば使うほどメリットがあるのは利用上限額が増えたり付帯サービスが増えるだけではありません。それ以上に使うごとに目に見えるメリットがあって、クレジットカードの攻略法というとこれを如何に効率よく集めるか、という話をしたがるものです。

それはご存知と思いますが、次の二つがあります。

  • マイレージ・サービス
  • ポイント

この記事では、これらのサービスについて概略をご説明して、詳細の攻略法はそれぞれの記事にてご説明することとします。

なぜ、使えば使うほどポイントとかマイレージをもらえるの?

まず不思議ですよね。ユーザーの私たちが額面通りに支払っているのにおまけがもらえるって。何か裏があるんじゃないか。どこかで私たちが存する仕掛けがあるんじゃないか、なんて思ってしまいそうですが、ちゃんとそれなりの理由がありますので安心してください。

ポイントは販売店さんからカード会社に支払われる手数料で賄われている

クレジットカードを使うと
貯金箱にコインが貯まるように
ポイントが貯まっていくのがいいのか

クレジットカードの仕組みの時にご説明したのですが、例えば私たちがカードを使って10万円の買い物をしたら、カード会社さんから販売店さんに私たちが利用した10万円を後日支払われる仕組みになっていますが、その時に、実際にはこの10万円のうち手数料を一部差し引いた額だけ支払ています。実はこの手数料がクレジットカード会社さんのクレジットカード事業での収益になるのです。

一般的には3-5% 、アマゾンさんのようにクレジットカードでの支払いが大量にある販売店さんだと1-2%、逆に夜のご商売のように一見怪しく見える販売店さんだと8-10% の手数料がかかると言われています。(ですので、そういうお店ではカードで支払おうとすると手数料も上乗せして請求されてしまうのはそういう理由なのです。)クレジットカード会社さんとしては、クレジットカードの利用が増えれば増えるほど手数料収入が増えますので、カードの利用者に対してもっと使うインセンティブを提供する、ということで、この手数料収入の一部をポイントとして還元している、のです。一般的に還元率は 0.5%程度とされていますが、カードのグレード(ゴールドやプラチナなど)やクレジットカード会社さんによって、この還元率が異なります。ですので、攻略しようとするときにはこの還元率のいいカードを使いながら、のような話にどうしても偏ってしまうのです。

マイレージはもともと航空会社が顧客を常連客を抱え込むツールだった

マイレージは飛ばしてる飛行機を有効活用したくて始まったサービスだった今では結構普通にあちこちで使われるマイレージ、ですが、これはもともとは航空会社が顧客サービスの一環として、多く飛行機を利用する人にメリットを享受してもらうことでさらに使ってもらおうと考えたサービスで、最初は、本当に飛行機に乗って旅行した距離(マイル)を積算して、一定のマイルを飛んだ人に無料の航空券をプレゼントする、というものでした。

航空会社としても閑散期に飛行機を一機飛ばしても、お客が乗っていてもいなくてもかかる費用はほぼ同じであったことから、空いている席に上顧客無料で招待しても問題がなかったのです。そのうち、このマイルをクレジットカードのポイントと相互に交換できるようにしたことから、クレジットカードのポイントの代わりにマイルを直接渡すプログラムに変わってきたのです。その結果、一度も飛行機旅行をしなくとも、たくさんの買い物をすることで旅行に行けるとあって、人気が高まったのです。一般的に還元率は 100円使うごとに 0.5-1マイルですが、これもまたカードのグレードなどによって異なります。

ポイントとマイレージ、どっちがお得なの?

当然、二つのプログラムを並べるとどちらがお得なの?と考えてしまうのは庶民的な考え方(笑)では実際にどうなのでしょう。そこで、一つのカードを例にとって考えてみます。ここでは、ポイントを貯めたところでマイレージに交換することでどちらも使える、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラーカードで比較したいと思います。なお、このカードは年会費として10,000円に消費税が掛かります。ポイントの場合(アメリカンエキスプレスで12,000ポイントの場合)例えば、アメリカンエキスプレスだと100円で1ポイントとなっていますので、比較の都合上 12,000ポイントを貯めるためには 120万円の利用が必要になります。この12,000ポイントで商品の交換をしようとすると、だいたい5,000円程度のものと交換できますので、還元率は

5,000 / 1,210,800 x 100 = 0.413%

という計算になります。マイレージの場合(アメリカンエキスプレスとANA の組み合わせ12,000マイルの場合)他方で、アメリカンエキスプレスのスカイトラベラーカードですと、1,000ポイントでANA の1,000マイルの交換が可能となり、12,000マイルで東京羽田と大阪伊丹の間の往復が可能になります。羽田と伊丹の間の往復チケットは正規値段で 24,290円 x 2 = 48,580 円になります。ちなみに、このカードですと、年額 5,400円を支払うことで年間 80,000マイルまで交換可能ですので、還元率を計算するならば

48,580 / 1,216,200 x 100 = 3.99%

という計算になります。当然カード会社やその発行するカードの種類等によって還元率は変わってきますが、一般的にマイレージの方が高額の航空券に交換できるだけあって還元率は高めになります。

この還元率は一定なの?

この還元率は同じカードであっても同じなのでしょうか。そこで、マイレージの最も費用対効果が高いケースをもとに比較をしてみましょう。それは、東京から一番遠いヨーロッパだとロンドン、北米だとニューヨークの往復で考えてみるとします。ANA ですと、オンラインで買える正規価格(変更可能な Basic Plus前提)がロンドン往復だと443,120円に対してマイレージだとハイシーズンで 60,000マイル、ニューヨーク往復だと389,660円に対して 55,000マイルがそれぞれ必要になります。

マイレージの場合(アメリカンエキスプレスとANA の組み合わせの例)

アメリカンエキスプレスのスカイトラベラーカードですと、1,000ポイントでANA の1,000マイルの交換が可能でしたので、ロンドンの場合 60,000マイルが必要でしたので、600万円の利用が必要になります。東京とロンドンの往復チケットは正規値段で 443,120円。ちなみに、このカードですと、年額 5,400円を支払うことで年間 80,000マイルまで交換可能ですので、還元率を計算するならば

443,120 / 6,016,200 x 100 = 7.37%

という計算になります。同様に東京とニューヨークの往復で計算すると

389,660 / 5,516,200 x 100 =  7.06%

となります。

ポイントの場合(アメリカンエキスプレスの例)

これに対して、アメリカンエキスプレスでニューヨーク往復と同等の 55,000 ポイントで商品の交換をしようとすると、だいたい20,000円程度のものと交換できますので、還元率は

20,000 / 5,510,800 x 100 = 0.363%

という計算になります。また、ロンドン往復の60,000ポイントでもやはり 20,000円程度のものとの交換ですので、さらに還元率が悪くなって

20,000 / 6,010,800 x 100 = 0.333%

となります。こうしてみると、マイレージは長距離になればなるほどお得で、ポイントの場合はポイントが高ければ高いほど割高感が強くなるようです。なお、本来であれば、これらの計算にクレジットカードの年会費も入れて考慮すべきかもしれませんが今回は入れていません。従って、そこまで考慮すると全体的にもっと還元率が下がると思っても良いでしょう。

そこで、今後の個別のカードのメリットを比較する上でポイントになるこの還元率については 12,000ポイント / 12,000 マイル = 48,580円の国内旅行前提と、60,000ポイント / 60,000マイル = 443,120円の海外旅行前提の二つで比較していこうと思います。

ところで、ポイントってそんなに使えないの?

上記の比較だけを見るとどう見てもポイントを選ぶことは経済的合理性に欠けることと思えてきます。でも、果たしてそうなのでしょうか。

旅行に行かない私には航空券は不要

クレジットカードを使ってマイレージを貯めて
この紙飛行機のように空を飛ぶか?

そうですよねぇ。高所恐怖症とか閉所恐怖症の人にとって飛行機旅行は極力避けたいもの。そうなるとマイレージで航空券をもらいたくはないですよね。。。ポイントを現金代わりに使えるクレジットカード会社さんによっては、支払いの一部をポイントで充当できるところや商品券でもらえるところがあります。そうすれば自分名義なので金券ショップで売ることのできない航空券より、多少割高でも利用の時の自由度が高い方が好ましい、という選択をすることも合理性がありそうですよね。

ポイントを他のポイント制度に移行させることも可能有名どころではG PointECナビ、Pex のようにTポイントや楽天スーパーポイントのようなショッピングで付与されるポイントと相互に交換出来るようになってきています。そうすると、マイレージよりもショッピングポイントに交換してできるだけひとまとめにできる、というメリットがあります。まとめポイントとマイレージサービスのメリットデメリットを見てきましたが、どちらがよりあなたの生活にとって良かったのでしょうか。最終的に選ぶ判断規準は自分の生活にどれだけ役立ちそうか、という点につきそうですね。で、どちらにしますか?

クレジットカードやカードローンなどの支払いが出来なかったらどうなるの?

今まではクレジットカードカードローンを「使う」ことについてそのメリットやデメリットなどに着目して解説をしてきましたが、今度は「使った」ら「返さなければ」いけないので、そこについて解説をしたいと思います。

クレジットカードやキャッシングを利用したら、通常は翌月の決められた日に銀行口座から自動引き落としされたり、メールの通知を受けてコンビニ決済で支払ったりすることになるのですが。。。

もしかして払わなくても許してくれちゃう?私一人返さなくても大丈夫だよね?

なんて思ったこと、ないですか?それとか、

引き落としの日に残高が足りないけど、どうなるんだろう、

とか思ったこと、ないですか?どうなるか、ちょっと見てみましょう。

自動引き落としの日に残高が足りなかったら

まず、引き落としは全額引き落としできる額が残高にないとしません。部分的に払う、というのが出来ないのです。ですので、引き落としの日には事前に通知される額以上の残高をおきましょう。そこで、次の質問になります。いかなる事情であっても、引き落としに失敗したら何が起きるのでしょう。

引き落としに失敗したら

引き落としに失敗して数日が経ったところで失敗した旨の通知が銀行からカード会社さんに連絡が行くので、それを受けて一般的にはハガキなどの普通郵便で引き落としに失敗した旨の連絡が送られてきます。ですので、タイミング的には一週間後くらいでしょうか。その時、運が良ければ失敗した人のための再チャレンジとしてもう一度自動引き落としをする、という通知をしてくれる会社さんもあるのですが、再チャレンジがない場合には、もう延滞利息が積み上がり始めていますので、通知にある口座に通知にあった金額(本来引き落とす額と延滞金利の合計額)を自分の送金手数料負担で送金することになります。ですので、延滞金利は日々積み上がりつつあるので、引き落としに失敗したことが先に分かっている場合も含めて、カード会社さんに連絡してその日時点の総額を確認した方がいいかもしれませんね。

ちなみに、なんで送金手数料まで負担しなきゃいけないの?ちょっと遅れた程度じゃない?なんて思うかもしれませんが、日本の法律ではお金を「借りたら」借りた相手のところにどんなに遠くても「持参」、すなわち持っていかねばならない、のが基本なのです。

あと、自動引き落としができなかったのはうっかりだったから勘弁して、とか、体調が悪くて口座の振り替えができなかった、とか、大雨で動けなかった、という言い訳をして許してもらおうとしてもダメなんです。これも日本の法律でお金を借りたら約束の日までに何があっても返さねばならない、とされているからなのです。と言いつつも、大震災があった、のような誰が見てもどうしようも無い、という誰にとっても特殊な事情の場合は許してもらえるケースがありますので、自分の都合じゃ無い時でみんなも同じようにどうしようも無い場合には相談する方がいい、のですが、寝坊したから、という個人的な理由は絶対に許されませんのでご注意を。

また、すでにお気づきかと思いますが、延滞した瞬間から、扱いとしては借金の取り立てモードに会社さんは入っています。

あと、忘れてはいけないのが、この時点でほぼクレジットカードは使えなくなっています。

二度目の引き落としも失敗したら

二度目のチャンスもふいにしたあなた。逃げ切った気分になっていますか?そんなに簡単じゃないですよ。
カードを発行した時に申し込み用紙に書いた、その折り返しの電話として「これからカードを発行しますので(云々)」というお話をした(覚え、ありませんか?)時の電話番号にお電話がかかってきます。通常は優しそうでにっこりと笑っているお姉さん、です。って、電話の向こう側の人の顔写真ってそうそう見られないですよね。。。
内容的には、要約すれば声のトーンや話すペースなどを除けば「早く返してくださいね。いつ返すためのお金が入る予定ですか?」という返す当てを聞いています。次のお給料はいつか、とか、あなたの返す資金力を確認する必要があるからです。あ、日々延滞利息は積み上がっていきますので、後にすれば後にするほどきつくなります。

しかも、お電話は何度も何度もかかってきます。そりゃそうです。貸している側は心配なんですから。。。職場にも掛かるかもしれません。それだけでも十分社会的生活が難しいですよね。

そこで返す約束をしたものの、それでも失敗してしまう、もしくはまだ許してくれるだろう、なんて甘く考えていると。。。

あなたの社会的信用がなくなる瞬間

通常、最初の支払いの約束日から、62日から3か月経つ間にクレジットカード会社さんは信用情報機関にあなたの支払いが遅延していることを登録します。場合によってはカードの強制解約が行われる場合もありますので、その強制解約した旨も登録されます。

これはどういうことかというと、あなたはとあるクレジットカード会社さんとの約束を守れない、信用できない人だ、ということをクレジットカード会社さんの業界や銀行、消費者ローン、といった信用でお金を貸す人の間に情報共有された、ということなのです。その結果、もし他のクレジットカードを持っているならばそちらも利用停止や強制解約、のような手段が取られることになります。

当然のことながら、これのお陰で新しいクレジットカードやカードローンの申し込みも受けつけられなくなります。

この情報は5年保存されますので、住宅ローンを組みたい、というときにも影響が当然に出てきます。

ですので、この時点で仮に返済しても、向こう5年はクレジットカードやローンが使えない生活を強いられます。そうなると家はおろか自動車のような大型の買い物も当然買えなくなってしまいます。

なお、これは一ヶ月程度の延滞を何度もしていたらここにたどり着かない、という意味ではありません。延滞の常習犯も会社さんの方針により回数に違いはあれども、何度もやれば思っている以上に早い段階で信用機関に延滞履歴が登録されてしまいます。

じゃあ、返さないで開き直っちゃえ、と思っていると。。。

お金を返せという訴訟が待っています

三ヶ月経過すると、クレジットカード会社さんが裁判所に支払い命令を求める訴訟を行い、通常はあっさりと受け入れられますので、クレジットカード会社さんからではなく裁判所から支払督促が届きます。今までの未払い分と延滞利息の合計を一括して支払、という内容です。
それでも支払ません、支払いません、まだ逃げ切れる、なんてやっていると、最後には給与や銀行口座の差し押さえが行われます。こうなると生活がほぼ不可能になってしまいます。

そうなる前に、支払督促が来たら二週間以内に異議申し立てを行って、分割でいいから支払うので差し押さえだけは回避させてください、とお願いすることになります。その場合には裁判所で第三者の立会いのもと、今後の支払スケジュールを給料などとの兼ね合いでクレジットカード会社さんと決めていくことになります。

もちろん、これで一回でも支払なかったら差し押さえです。逃げきれません。

あ、ちなみに、この頃になるとクレジットカード会社さんのあなたの担当は可愛らしくソフトタッチなお姉さんであることはもはない、でしょう。。。

まとめ

このスケジュール感を書くと、どこまでは延滞利息を払えば遅れても許してもらえるんだ、という誤解を抱かれそうで悩ましいものはありましたが、ある程度スケジュール感を持つと、その危険度がわかれば、と思って書いてみました。
いずれにせよ、延滞も習慣化しかねないので、常に払うように心がけることが大事です。

間違っても逃げきれません。たくさんの人がいるから自分だけはちょっとは大目に見てもらえる、なんていうことは幻想ですので、それだけは覚えておいてくださいね。

クレジットカードとキャッシング、カードローンとはどう違うの?

クレジットカードは、お店で買い物をするときに提示して支払いを後に回す、という話をあちこちの記事で書いてきましたが、前回、同じカードだけどデビットカードというのがあってこれは買い物のときに直接あなたの銀行口座の残高から支払いに当ててしまう、というATMいらずなカードのことをご紹介しました。

よく見ると、クレジットカードとデビットカード、見た目が変わりがありません。でもデビットカードは ATMに入れたらあなたの銀行口座からお金を引き出すことが出来ます。クレジットカードもデビットカード(というか銀行のキャッシュカード)と同じように ATM に入れて予め決めてある暗証番号を入力して金額を指定すると、その金額が同じように出てきてしまいます。でも、そのお金はどこから来るのでしょう。

キャッシング – 銀行口座が困った時のお助け、だけど。。。

キャッシュカードを申し込む時に、「キャッシング枠について」、と書いてある場所があって、◯万円を選べるようになっていたのですが、気づいていますでしょうか。これが、上で書いているクレジットカードをATM に入れたら出てきたお金の出所、なのですが、言ってしまえば、これがザ・借金です。そうなんです。クレジットカードの発行会社さんがあなたのために、無担保で、すなわち、特にお金を貸すときの担保として土地とか何も入れなくて良い代わりにあなたの信用力に期待して、いつでも上限を◯万円としていくらでも何度でも引き出し可能な貸し出し枠を決めて貸してくれているのです。そして、翌月に一括返済ということで、借りた日数に 最高年率18%の金利を上乗せして借りたお金を返さねばなりません。

もちろん、クレジットカードのときの支払い方法の裏技同様、借りたお金を期限より先に返してしまうことも可能です。ですので、給料日の前日に飲み会だった、ということでキャッシングで借りて、翌日の給料日に入った給料の一部ですぐに返済してしまえば、1日分の金利程度で済んでしまう、ということも出来てしまいます。10,000円あたり年率18%ならば1日 5円弱。こう考えると、自分の口座からATMで現金を引き出すときの手数料である108円から216円より安く上がるかも、と考えてしまいますよね。

ちなみに、キャッシングはクレジットカードの発行会社だけが行っているわけではなく、よく耳にする「消費者金融」とか「サラ金」と呼ばれるタイプの消費者向けの貸付を行っているところも、基本的にはキャッシングで一括で返せる額を貸して、翌月にちゃんと返せる人か確認してから、次に説明するカードローンに誘導して「卒業できなくなる」はめに陥ることもありますので、ご注意を。。。

カードローン – さらに現金を借りやすく、返しやすく。。。ほんと?

最近、テレビのCMで銀行さんが一生懸命宣伝しているので耳にしたことがあるかもしれません。カードローン。基本的には、上述のキャッシングと同じく一定のローン枠を利用者の信用枠と希望に合わせて設定してその枠の上限額を上限として貸付をATMなどを経由して行います。キャッシングと異なるのはカードローンの場合、「ローン」という名前の通り、分割払いで返済していきます。なんとなく、以前支払い方法で取り上げたリボルビングと似ていますよね。むしろ、リボ払いがこのカードローンの仕組みをカードの決済方法に組み込んだようなものです。
さて、クレジットカードでATMから現金を引き出すと、上記のキャッシングになる、という話をしましたが、クレジットカードでカードローンを申し込むことでこのカードローンを利用することができます。
また、上記のように消費者金融/サラ金もカードローンを利用することが可能なところがあります。

さらに、銀行さんもカードローンを発行しています。

違いはどこにあるのでしょう。単純に金利の違い、であり、それは審査の厳しさの違いに反映されます。金利が高い方が審査は緩く、金利が低いほど審査は厳しくなります。また、金利については銀行のカードローンが低く、クレジットカードと消費者金融は実はあまり違いがない、というのが実感です。ということは。。。銀行のカードローンは宣伝しているけれども、ちょっと敷居が高い、ということが見えてきますね。

カードローンはオススメなの、FPさん?

上記でちらっと書きましたが、ATM手数料をうまく回避しながら現金を引き出したり使いたい、というニーズとスケジュール管理がしっかり出来るのであれば、多分有効に使えるのではないでしょうか。
ただ、もし住宅ローンを借りて家やマンションを買いたい、というあなたに言えることは

「いますぐ使っていない消費者金融やカードローンは全て解約して、使っているものも出来るだけ一番金利の低いのにまとめるようにして、利用件数を減らしてください。」

です。というのも、住宅ローンを借りる時に、貸し手である銀行さんはローンを使って買う土地や建物を見るだけでなく、あなた自身の返済能力も確認します。その時にこれから借りる住宅ローンだけでなく、その他の金利の高いローンを借りていたら、返済できるだろうか、もしくは金利の高い方を優先して返すのではないか、と心配するのが普通ですよね。仮に借りていなくとも、カードローンの契約を持っているだけでも、いつでも借りることができる、という意味ですので、慎重になります。

実際に、カードローンだけでなくクレジットカードもショッピング用の信用を使っている、とみられますのでクレジットカードも減らせ、という人もいますので、どこに重点を置いて借りる・借りられる体制を作るか、ということを考える必要がありますし、そのお手伝いをするのがFPのお仕事なのでご相談くださいね。。

まとめ

いや、本当にカードローンやキャッシングについては

ご利用は計画的に

やらないと、本当に大変なことになりますので注意してくださいね。

error: This Content is protected !! この記事は印刷不可です。